ぼくは今年で20歳になり、成人式を終えました。
小さいころに思い描いていた「20歳」はもっと大人に見えていたし、何でも自由に、いろんなやりたいことができるイメージでした。
でも、実際に20歳になると、その頃に思い描いていたものとはだいぶ違っています。もちろん子どもの頃より自由にできるようになったこともありますが、むしろ子どもの頃だからこそできたこともたくさんあったし、もっとその時にやりたいことやればよかったなぁ、と。人生の節目でもある成人式を終えて、そんなことを感じました。
でもこれ、大学生にもよくある、「将来やりたいことが見つからない」という悩みにも繋がると思いませんか。
そもそも順序を間違えてる。だからわからなくなる。
入学したはいいものの、特に大学の2年や3年になると将来に悩むことが多くなると思います。それ自体は誰にでもある悩みなので仕方がありませんが、そこで何も行動を起こさずにただ漠然と悩みを抱えているのは良くないと思います。
そのまま時がたてばもう手遅れ。ただなんとなく、安定だからとりあえず公務員、みたいな考えの人は残念ながらぼくの周りにもいます。これから40年も50年も働くことになるのに、本当にそんな選択していいんですか?そんな人生でいいんですか?
これにはまわりからの影響もあると思います。自分のやりたいことがはっきりしない段階で、「将来なにになるの?就活頑張りなさいよ」といったような言葉を普段からいわれるがために、常に焦りのような漠然とした不安を抱え続けてしまう。
そうならないためには、今できる自分のやりたいことを行動に移していくことが大切だと思います。
「今できるやりたいこと」が疎か
ぼく自身もよく陥ってしまいますが、なんとなく描く将来から逆算しすぎて、いまやりたいことを行動に移すのを疎かにしまうことってあると思うんです。
でも、本当にそれでいいんでしょうか?
そうではなくて「今できるやりたいこと」をどんどん行動に移しているうちに「将来はこんなことをしたい」というのが見えてくるものではないか、とぼくは思います。逆に、やりたいことを行動も起こさずに頭で将来何をやりたいか考えるだけでは、ピンとくる答えなんて出てくるはずがない。
「今できる」というのも味噌で、それは今の自分にできることをひたすらやっていけば、後から振り返ったときの後悔が少なくなるから。そして、そうすることで必ず今現在の日々を充実させることにもつながってくると思います。
例えば、小学生の頃だからこそできた「もっとこうしとけばよかったなぁ」と感じることってありますよね。地元の友達を大切にするでも、両親や祖父母にひたすら甘えてみるでも、どんなことでもいいです。
それを今の自分に当てはめてみれば、5年後10年後になって、「大学生のあの頃にもっとこうすればよかった」と自分の過去を悔いることがなくなります。むしろ、やりたいことをどんどん行動したから今の自分があるのであって「あの頃の自分ありがとう。」と思えるようになるでしょう。
子どもの頃に思い描いていた20歳と実際になったときの感覚が違うように、今ぼくらがなんとなく描く将来だって、実際になってみればイメージとは違うでしょう。
だから、「小さい頃もっとこうすればよかった」と感じたように、今できる自分のやりたいことをどんどん行動に移しましょう。
そうすれば今を充実させることにつながり、本当に自分がやりたいことを知って将来を充実させることにもつながるはずです。