最後までもつれ込んだパ・リーグのペナントレースにもついに決着がつき、日本ハムファイターズが4年ぶりの優勝を飾る。2位のソフトバンクとの差はわずか2ゲーム。優勝をかけた前日の試合は先発の吉川が持ちこたえられず敗れ、「ここで勝たなきゃまずい」という試合で大谷翔平が先発のマウンドを任される。
この大一番で大谷は圧巻のピッチング。被安打1、奪三振15、完封という素晴らしい投球でチームの優勝を決めた。
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大きな重圧のかかる場面ですが、この試合で大谷翔平は今シーズン積み重ねてきた実力を最大限に発揮しました。
コーチのコメントからも、十分に実力を出し切れていたことが分かります。
「ずっと練習してきたことが今日はできていた。制球がよかったので、160キロを超えるようなスピードは必要なかったはず。これが目指してきたところ」(吉井投手コーチ)
本当にすごい。テレビでこの試合に見入っていた僕は、重圧の中で自分の力を最大限発揮して素晴らしいパフォーマンスができる大谷翔平に素直に憧れました。
大事なところで結果を出す難しさ
自分事ですが、僕は大事な場面で結果を出すのがすごく苦手なんです。いや、苦手というよりヘタですね。
勉強でも試験は得意じゃないし、スポーツでも大事な大会で勝てない。高校時代は野球部に所属して練習づけの毎日を過ごしていました。
大会が近くなると、どんどん緊張感が高まってくる。どきどきしながら試合に臨み、ただただ相手にぶつかりに行って、結果はやっぱりついてこなかった。
練習を重ねて自信をつけていたのに、大事な場面で思うような結果を出せない。そんな自分によく悩んでいたのを覚えています。
最大限の実力を発揮する「勝負強さ」
じゃあ、どうすれば結果を出せるようになるのか?
重圧を押しのけて結果を出せる人から学べることは何でしょうか。
アスリートでも上手くいかないことはもちろんあると思います。
それでもここぞの場面、優勝をかけた9月28日の一戦で実力を最大限に発揮できたのはなぜだろうか。
それは、大舞台に臨む大谷翔平の考え方にあると思います。
「昨日(27日)の試合で(優勝が)決まらなくて自分に回ってくるというのもなかなかないことですし、(菊池)雄星さんが相手というのも僕にとっては特別な感覚がある。ソフトバンク戦や国際大会のようにプレッシャーのかかる場面は自分が成長できるポイント。楽しかったです」
「プレッシャーのかかる場面は自分が成長できるポイント。楽しかったです」
まさにこの言葉。こう考えられるメンタルこそが良い結果につながっていると思います。もちろん試合で実力を発揮するための「実力」をつけるために、たくさんの努力と準備をしてきたことが前提です。
大きな重圧を「恐れる」のではなくて、「自分が成長できる舞台」ととらえ、自信をもってプレーをする。自分のやってきたことを自信に、攻める姿勢をもってその場を楽しめる。
それが、結果として最大限に実力を発揮できることに繋がっているのだと思います。
自信をもって楽しむ。それが結果につながる。
僕はまさにそうですが、重圧のかかる場面が苦手な人はたくさんいると思います。そのため挑戦することを避けてしまい、成長するチャンスを自ら逃してしまう。この悪循環はすごくもったいないですよね。
では、日頃の努力で積み重ねた実力を結果に結びつけるためにはどうすればいいのか。
それは、「自分が成長できる機会を楽しむ」という気持ちで臨むこと。
どうしようもない緊張からくる恐れや不安は、多かれ少なかれ誰しも感じることだと思います。だから、「自分を成長させられる舞台だ」と無理やりでも自分に言い聞かせることで、その舞台を楽しむことができる。
必ずしも結果がついてくるかは分からないけど、その方が自分の積み上げた実力を最大限に発揮できるのは間違いないと思います。
成長するチャンスととらえる。
そう考えて挑戦を繰り返すことで、どんどん自分を成長させる好循環にもなるはずです。