身体と技術なんてすぐに衰える
残念ながら、みなさんが日々努力して鍛え上げたその身体も、試行錯誤を重ねて身につけた技術も、引退してしまえばいずれ衰えてしまいます。まだ運動する習慣があればましかもしれませんが、現役のときのようにはいきません。
部活動をやるなら当然、大会で結果を残したいですよね。ひたすら頑張って大会で結果を出す、というのはそれが部活の醍醐味とも言えるし、それはそれでいいんです。
何が言いたいかというと、努力で培った身体や技術は衰えるけど、リーダーシップなどの人としての成長は、いくらでものちに活かせるということです。そして、人としての成長を一番できるのがキャプテンであると言えます。これが僕のキャプテンを勧める理由です。現役でやっているとなかなか考えないことかもしれませんが、そう言われたらキャプテンやってみようかな...と思いませんか??こんなに頑張っているのだから、せっかくなら後にもその頑張りがいかせて残るようにしましょう。
キャプテンなんてなれるの?
ひたすらキャプテンがおすすめといいましたが、当たり前ですが誰もがキャプテンになれるわけではありませんね。必ずしも立候補制とは限りませんし、人数が多いと余計に難しいかもしれません。では、どうすればキャプテンになれるか考えましょう。
・チームメイト・先輩・顧問にその旨を伝える
・見本になるつもりで当たり前のことをしっかりこなす
・視野を広げてまわりを見れるようにする
とりあえず3つほど考えてみましたがどうでしょうか。ほかにもできることはたくさんあると思いますが、「この人ならチームを任せられる」と思ってもらえる要素を小さなことからでもつくっていくことが大切です。「元気なチームにしてくれそう」とかも大事になってくるんじゃないでしょうか。
部活を通して何を得るか
先ほども触れましたが、キャプテンになるのはなかなか難しいという人もいるでしょう。人として最も成長できるのがキャプテンというのは確かに言えることですが、自分には支える側の方が向いているという人だっていると思います。大切なのは「部活を通して何を得るか」であり、キャプテンではなくてもいかにのちに活かせる人としての成長ができるかということです。そのために、キャプテンを支えてチームをよくするにはどうすればいいのか?自分の役割って何だろう?こういうことを必死に試行錯誤するだけでも、十分に人としての成長に繋がります。
それでも身体と技術は鍛えろ
引退したら衰えるんでしょ?まぁそれはそうですが、掲げた目標に向けて身体や技術を鍛えぬくことは大切にしてほしいんです。それは、掲げた目標を達成するまでの過程にも大きな気付きや成長があるからで、目標を達成するための手段として身体や技術の向上も必要だからです。
まとめ
部活動を通して得た人としての成長は、その後の人生においても自分の武器になります。キャプテンは最も成長しやすい立場ですが、もしなれたらただキャプテンになっただけではもったいないです。「なってからどうするか」が大切なので、壁にぶつかりながらも自分の頭でしっかり考えていった先には人としての大きな成長があります。結果として「部活を通して何を得るか」を考えていくことで、一日一日の活動を大切にしていくことに繋がるのではないでしょうか。