きゅうまがじん

”自分は周りと違う”僕はそれが辛かった

f:id:kyuma-morita:20160810004656p:plain

こんにちは。きゅーま(写真中央)です。

この時は幼稚園児で、僕の生まれた北海道の大地で元気に育っていました。小学校も全校生徒20人という超小規模校。毎日走り回って遊んでいたのを覚えています。

ただ、僕の家族はちょっと変わった家族だったんです。

そのことから、周りと自分との違いを感じていた僕のお話を今回はしようと思います。

 

僕の家族は変だった

僕の家族は明らかに周りの皆とは違っていました。

というのも、父が「大地の学校」という家庭教育を実践する私塾を営んでいたからです。

www.youtube.com

www.youtube.com

※このリンクはスマートフォンでは見れません!お手数ですが、スマートフォンのグーグルアプリで『大地の学校 動画』と検索すれば閲覧が可能です。

これ、僕の両親の活動を取材したテレビ番組で、僕の実家にはテレビや新聞の取材がよく来ていたんですよ。

両親がするのは、応募してきた子供たちを自分の家族に入れて大家族の家庭教育をするという活動。

すばらしい活動だと思います。

ただ、両親が夢をもって行う大家族の家庭教育には、当然ながら僕ら兄弟も参加することになる。いずれ僕も学年が上がれば、「僕を巻き込まないでくれ」と思うようにもなりました。

 

周りの友達と違うのが辛かった

私塾を営む僕の家族には様々なルールがありました。 

・朝は5時起き。

・テレビは見れない

・ゲームは禁止。

・家では仕事をする。。。

 

いや、普通に考えて変じゃないですか。きっとあなたの子ども時代とも全然違うと思います。

家での仕事はとにかく嫌で、「なんで家で仕事しなくちゃいけないんだよ」と思ったし、ゲームが禁止なのも周りの友達がみんなしているので羨ましい。

そして、僕はいつしか周りと違う自分を恥ずかしくも思うようにもなりました。

「この前のテレビの~見た?~~知ってる?」と友達に問いかけられても、周りと違う僕が恥ずかしくて「知らない」というのが辛い。そんな自分の感情をごまかすために「知ってるよ」と言って、無意識にも自分を周りに合わせようとしていたこともありました。

でも、いくら嫌でも羨ましくても僕は子どもで、どうすることもできない。

友達と比較して「なんで僕だけ?」という感情が沸き起こり、ただただ自分と周りの友達との違いを辛く感じていました。

今考えれば、全然恥ずかしいことなんかじゃないし、もっと自分に自信を持てばよかったと思います。

ただ、実際に子供の頃から客観的に自分を捉えるのは難しいだろうし、まわりとの違いをマイナスに感じてしまうのも仕方ないのかもしれません。

でも、自分だけが珍しいんじゃなくて、だれしも「人との違い」はある。そもそも完全にみんなと同じなわけがないんですよね。 

 

周りと比べて自分を悲観しても何も起きない

そんな僕も大学に進学して実家を離れ、実家での生活を客観的に考えるようになると、「もっと頑張っていればよかったな」と思うようになりました。

たとえ人と違っていても、くだらないと思っていた家の仕事でも、自分を成長させようとして生活すれば、もっと得るものがあったはず。

今の目の前のことしか考えれてないから、そのことから逃げようとして、現実と向き合えなくなる。

「面倒くさいことや辛いことはあるけど、今、子供の頃くらいはこんな生き方でもいいんじゃないか。」僕もそんな考えができたらよかった。

現実と向き合って、そこから得るものを考え自分を成長させる。そう考えることができれば、はじめは嫌に感じること、面倒に感じることにも、自分がやることへの意味を感じることができるようになる。そして、それによって得た経験や成長は、長い人生の中で自分を助けてくれる。

現実を悲観せずに今の自分と向き合う。そして、周りとの違いを辛く感じることなんてなくて、もっと自分に自信を持てばいい。

 

周りと違おうが今ある自分に自信を持てばいい

周りには結果を出している人だってたくさんいるし、誰しも自信を持てなくなることはあると思います。でも、過度に比較して自分を下げるのは意味がない。

例えば野球で、甲子園をかけた試合で相手が超強豪校だった時、「名前負け」して自分たちが自信を失ってしまえば、もはや勝てるわけがないですよね。自分の置かれる環境、自分のしてきたことに自身をもって臨むしかないんです。

こうして自分に自信をつけることができれば、自分と向き合って、今ある環境で自分は何を得られるのか、何を学べるのかを考えて生活できるようになると思います。

そしてこれは大学生活でも、社会に出て働くようになっても同じだと思います。

 

”周りと違う”それは、辛くも恥ずかしくもないこと

f:id:kyuma-morita:20160810120836j:plain

子どもの頃でも大人になってでも、自分の置かれる環境に対して、周りとの違いや不便さを感じることがあるかもしれません。

でも、決して「自分はダメだ」と自分自身を下げてはいけない。周りと違う「恥ずかしさ」で辛い思いをする必要もない。

違ってもいいから自信をもって、環境に不便があってもその中で自分を成長させられるように精一杯生きれば、かならず自分なりの得るものがある。

現実と向き合い、今ある環境でもがく。そうすれば自分なりの強みができて、必ず「あの時頑張ってよかった」と感じられる日が来る思います。